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ファン・ジニ

ファン・ジニ_f0147413_21523917.jpg出演:ハ・ジウォン、キム・ジェウォン、チャン・グンソク、キム・ヨンエ

2006年、KBS,全24話。16世紀の朝鮮王朝時代に、名をはせた実在の名妓、ファン・ジニ。当代を代表する詩人であり、音楽を愛した芸術家として知られる。差別や偏見の多かった時代に反旗を翻しながら、芸の道を追求し、本音で生きた一人の女性として、彼女の人生を新たな視点で描き出し、本国の放送時には平均視聴率20%を超える大ヒットをマーク。
主人公を演じたのは「バリでの出来事」「チェオクの剣」のハ・ジウォン。またファン・ジニの淡く切ない初恋の相手に「快刀ホン・ギルドン」「ベートーベン・ウィルス」のチャン・グンソク、そして大人になった彼女の身分違いの恋の相手に「ロマンス」「兄嫁は19歳」のキム・ジェウォンがそれぞれキャスティングされている。
特にハ・ジウォンはファン・ジニの熱情を体当たりで表現し、その意気込みと名演技は大絶賛され、KBS演技大賞ほか、様々な賞に輝いた。


感想

見る前からファンジニの韓国内での評判の高さは聞いていたし、放送したのがNHKということで期待も高く見始めました。吹き替えには慣れているので、そこを気にはしていなかったのですが、見始めてもどうも気持ちが乗ってこない・・・。私、ドラマの主人公が女性だった場合は、その女性のキャラクターに共感出来ないと、かなり辛いんです。(苦笑)男性が主人公のドラマは、わりと見方が寛容なんですけどね。(爆)その部分で、まずファン・ジニという女性(最初は少女でしたが、そのときから既に)に終始共感出来なかった部分がたぶん一番の要因だったのかなぁ~と。だからあくまでも私の感想っていうことで、実際韓国ではすごく視聴率も良かったし、日本の雑誌記事とかでも評価も高いし、たぶん面白かったという人もたくさんいるんだと思います。
でも私は乗れなかった・・・。それと、今は「ホンギルドン」で惚れてしまったグンソクくんですが(笑)このドラマでは本当に幼い若様。この若様も世間では大好評だったらしいですが、私にはただの子供。辛い局面を自分で打開できない幼さばかりを感じてしまい、まったく悲恋の魅力も感じることができなかった;;
しかし、それよりなにより、ドラマの展開です。物語はファンジニの二度の恋がどちらも成就出来ない恋愛部分、そして芸の上でのライバルの女性とは、恋の上でも微妙にライバル。そこに焦点がずっと当たっているのなら、それはそれで恋愛ドラマとして受け取れるのだけど、そうかと思うと一流のキーセンとしてのし上がるための芸妓を争う対決場面や、芸の師匠との秘技を受け継ぐとか継がないとか、そういう場面はまるで一人のキーセンの成功物語のようだし、それが何だか行ったり来たりしていて、恋愛でドップリ・・・という気分になったかと思うと、芸妓争いでまったく違う気分にさせられ、このチグハグ加減がどうも・・・どっちかに集中させてくれ~!って感じだったんですよねぇ・・・。結果、どっちにも気持ちを入れられず、中途半端な気分のまま終わってしまったのでした。ここが私にとっての敗因です。(苦笑)
話題のドラマだっただけに、なんだか楽しめなくてガッカリしたというのが感想でした;;


満足度(☆6つが満点) ☆☆
by himeka_kisaragi | 2008-09-22 00:45 | は行

「宮」以降に見たドラマの感想のみで、それ以前に見たドラマについては、今のところ書いてありません。記事にないドラマについてコメントをくださる場合はカテゴリー「新フリーコメント」の記事にお願いします。※「フリーコメント」はコメントが増えすぎたので変えました


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