むやみに切なく
2016年 10月 23日
出演:キム・ウビン、スジ、イム・ジュファン
2016年、KBS、全20話。
「ごめん、愛してる」のイ・ギョンヒ脚本。
わがままなトップスターとプロデューサーの初恋を巡る切ないラブストーリー。「相続者たち」などのキム・ウビンと「ドリームハイ」のスジという次世代トップスターが競演。
過酷な運命に見舞われるスターと、父の事故死から運命の歯車を狂わせていくヒロインとの、まさにタイトルである切ない恋愛を軸に、過去の間違いを取り戻すべく、隠されていた事件の真実を暴いていくスリリングな展開が交差してすすめられていくストーリー、そしてイ・ギョンヒ作家の真骨頂である主人公達を見舞う不幸の連続は、彼女のドラマ好きには必見。
<感想>
なんじゃ、このタイトル?っていうのが最初の感想だったんですが(笑)好きなスジちゃんがヒロインだったので、それだけで楽しみでした。
ところがあとであのサンドゥのイ・ギョンヒ作品だと知って、期待度はかなり上がりましたよ。そして、なかなか面白かったです。今回、まだ新しいドラマのせいか、ネットにもあまりドラマについての詳しい情報が載っていなくて、ドラマ紹介を珍しく自分で書いたのですが(笑)ドラマの構成はさすがによく出来ていて、入りやすかったのもそれがあるかなと思います。
ただの切ないラブストーリーにせず、過去の事件を掘り起こしていく過程とか、次が気になるように作られていて、涙に明け暮れるだけの話ではなかったのが、私が面白いと感じた理由だと思います。
ただその分、過去の私がハマったイ・ギョンヒ作品から受ける、あの胸きゅんで破滅的で濃密な時間の重さのようなものが、このドラマからはあまり感じられなかった気がします。そこはでも好き好きで、重すぎず面白く見れた作品だったことは確かなので、良い悪いではない部分かなと思います。あくまで私の感想で、面白かったけど、少し彼女のドラマとしたは物足りなかったかなという感じ。ただし、設定が設定なので、最終回はボロボロ泣きました。(笑)あれは泣かないと嘘でしょ、って。スジちゃんとのシーンではなく、お母さんとのシーンでね、泣きましたわ。(笑)
満足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆