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グリーンローズ

グリーンローズ_f0147413_0163612.jpg出演:コ・ス、イ・ダヘ、イ・ジョンヒョク、キム・ソヒョン

2005年、SBS、全22話。
命的な愛を貫く偉大なる物語、サスペンス・ラブストーリー『グリーン・ローズ』。
殺人の汚名を着せられたある男の脱走劇と成功、そして復讐をテーマにし、男性が好むテーマを盛り込んだドラマですが、要所要所にロマンスも取り入れられているため多くの女性にも受け入れられました。
喜びや悲しみ、希望や絶望を同時に味わう男の姿、また大規模な中国ロケを行い、中国と韓国を行き交いながらリアルに表現される成功と野望、そして企業の暗闘など、スリリングな要素も多くのファンを生んだ要素だと言えるでしょう。
女性には死をも厭わない美しい愛とファンタジーを、男性には愛する女性を命がけで守る純愛を教えてくれるこのドラマは、幅広い世代の人々から人気を得て大きな話題となりました。


感想

BSフジの、年末一気放送があったとき、少しだけ見たんですが、さすがに本当に年末で、朝から晩までの放送をずっと見ていられるような時間はなく(笑)かといって、好きな俳優が出ているわけではなかったので、録画してまで・・・という思いから、今まで見る機会のないドラマでした。
少しだけ見た限りでは、それでも骨太な面白いドラマ、という印象だけを持っていたのだけれど、当時サスペンスにそれほど興味がなかったんですね。ところが、最近「復活」「魔王」とサスペンスを見たことで、グリーンローズも面白そうだと思って、今回改めて見ることに~。

で、最初のほうは、主人公のコ・スくんが、どこまでも不幸へと堕ちていく話が続いて、正直ちょっとメゲたというか、コ・スくん本人も、ハンサムとは思うけど、私のタイプじゃなかったし、しかも脱走劇では突っ込みどころ満載で、ついつい、え~~、こんなことしたら、普通警察呼ぶでしょ?とか、そう思うこととか多くて、ご都合主義だな~って思ってたんです。

ところが、後半、コ・スくんがいよいよ復讐を始めるあたりから、まずキャラが変わって、普通のサラリーマンだった彼が、中国の大企業の社長として戻ってきたとき、クールで身内には優しくて、強くて冷静で、とにかく、カッコよくないとは言えない!っていうくらい、カッコよくなって戻るんですよね。(笑)あの、抑えた演技がとてもカッコよかった。

全体的にテンポもよく、「復活」ほど難しくなく、サクサク見れるのもよし、です。
ラストのほう、多分好評で20話が伸びて22話になったのかな?という感じがするんだけど、そのせいか、ちょっとテンポが悪くなる感じも少々。引き伸ばしかしら?と思った。(笑)
やっぱ、ドラマは好評でも、引き伸ばしちゃ魅力が半減するかもね・・・

それにしても、このときのイ・ダヘ、演技下手だなぁ・・・;;
このあと、色々出るようになって、上手になっていったんだね、きっと・・・

足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆
# by himeka_kisaragi | 2008-03-09 00:49 | か行

太王四神記

太王四神記_f0147413_0313584.jpg出演:ペ・ヨンジュン、ムン・ソリ、イ・ジア、ユン・テヨン

2007年、MBC、全24話。
まずは完全事前製作ドラマ・・・となる予定で話題を集めたが、結局放送自体も半年も遅れ、撮影も普通のドラマのようにギリギリまでかかってしまったらしい。
だが、韓国ドラマ界の巨匠キム・ジョンハク監督とペ・ヨンジュンのコラボレーション、総制作費50億円を越える大プロジェクト、済州島に建設された巨大セット…と放送前から話題を呼んだ。結果、視聴率も30%を突破し、イ・ジアら若手俳優の人気も高まっている。
また、音楽は、日本を代表する作曲家 久石譲。スタジオ・ジブリ作品などを手がける久石が、「太王四神記」の全ての曲を作曲した。そして日本放送版のエンディングテーマ「千年恋歌」は、アジアを席巻する韓国のコーラスグループ「東方神起」が歌う。
神話のに語られるチュシン国の王の星のもと生まれたタムドク(ペ・ヨンジュン)が、数々の困難を乗り越え、天から与えられた四神の神器とその守り主をさがし当て、真の王へと成長する物語。優しさと強さを兼ね備えたタムドクを演じるペ・ヨンジュンの演技が見どころ。


感想

最初はBShiで始まったノーカット字幕版を週に一回、おとなしく見ていたのですが、だんだん我慢が出来なくなり、とうとう12話からDVDで一気に見てしまいました。(笑)
初めの部分は、まさしく作られた神話の世界で、まるでミニチュア・ロード・オブ・ザ・リング。
CGも効果的に使っていて、このドラマの大事な部分を派手~にご紹介。この、神話部分の流れは、実のところ見ながらかなり突っ込みどころ満載だな~~って思ってはいました。
ただ、スタッフの、このドラマへの意欲は感じられて、作りこんでいる苦労を想像すると、突っ込んじゃいけないんだろうな、と、思いなおしました。(笑)皆さんも、流したほうがいいです。(笑)
神話なんて、だいたい現実離れしてるもんだし、そういうもんだ、と思ったほうが楽しめる。
そして、それから3000年後の三国時代、歴史モノのお約束の子役時代から始まって、この子役代に、物語の基礎は頭に入れておきましょう。私は3話まで見たら、もう一度1話に戻って、最初から見直して4話に進みました。そしたら、かなり分かりやすかったですから。
このドラマ、最初のほうでは、話が複雑すぎるという理由もあって、子役時代、今ひとつ視聴率が伸びなかったと聞いています。(ヨン様出てきたらあがったらしいですが)

で、感想なんですが、面白かったです。ヨン様は最初皇太子なんだけど、王様になってからのほうが威厳があってよかったです。実際、演技も後半になるにつけ、評価が上昇していったと聞いています。まさしく熱演という感じがしたので、MBC大賞獲ったのも頷けました。
だけど、私が週一回でよいと思っていたのを、待ちきれなくなったのはヨン様のせいではなく、敵役のホゲ役ユン・テヨンが良かったからです。(笑)だからこの紹介画像もホゲさま。(笑)
タムドクと同じ、チュシンの星が輝く日に生まれた、王家の血をひくヨン家のホゲ。それが彼の悲劇の始まり・・・という風に、私はとらえました。(苦笑)
確かに彼は、回が進むにつれ、武将としての才能はあるけれど、王としての器ではないというのが明らかになってゆく人。けれど、運命の日に生まれたがために、母に伝説のチュシンの王の再来として幼い頃から教育され、周囲もそういう目で見守るなかで育ったせいで、自分でそれ以外の道を見出すことが出来なかったのよ~。
でも、彼はその道を進みながらも、自分の器に気づいている。だけどタムドクへの敵対心から、進むことをもう止めることが出来なくなっていくのね。
終盤になるにつけ、どんどんホゲが壊れてゆくのを見ていくのは、可愛そうで仕方がなかった。
彼は、違う日に生まれていたら、きっとタムドクの良き親友、そして良き家臣、右腕として共に最高の関係を築けていただろうに、と思わされる。子役時代、とても素直でタムドクのことも大好きな子だった、という設定だったから、なおさらです。
ま、ようするに、入れ込むキャラがいると、ドラマは面白く見れるという典型でした。(笑)

ところで、ネタバレはしませんが、ラスト、結末がちょっとボカしてあるような気がしてなりません。パート2の噂もあり、そのせいなのかしら?う~ん、あのラスト、気になる・・・(^_^;)


満足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆☆☆
# by himeka_kisaragi | 2008-03-02 01:09 | た行

ファッション’70

ファッション’70_f0147413_2324489.jpg出演:イ・ヨウォン、キム・ミンジョン、チュ・ジンモ、チョン・ジョンミョン、ヒョニョン

2005年、SBS、全28話。
60~70年代の上流階級の洗練された文化と特殊なファッション業界を背景に繰り広げる4人の若者の愛と野望を描いたドラマ『ファッション70s』。
前作『チェオクの剣』(MBC)で一躍世の注目を集めたイ・ジェギュPD、『パリの恋人』を撮ったイ・ヨンチョル監督と二人三脚で作られたこのドラマは、視聴率15.7%で放送を開始してから、26話でついに30%を突破するなど、根強い人気を維持した。
また、異なった個性でそれぞれの魅力を発揮した4人の俳優たちの好演で話題を集めたほか、中堅俳優らの熱演も『ファッション70s』を語る際に忘れてはならない要素である。
挿入歌であるFLY TO THE SKYの「胸が痛くても」は、彼らが特別な宣伝活動をしなかったにもかかわらず、ドラマと人気を共有するようにヒットした。



感想

朝鮮戦争が、主演4人の子供時代の舞台となり、それぞれの運命を分けるという出だしは、かなりひきつけられた。見終わった今でも、子供時代の描かれ方が一番印象に残ったほど、また子役たちの演技がすごく光っていた作品だと思う。
大人になった4人が生きていくのは、戦後の、世の中が変化してゆく経済成長の時代。
子供時代に絡まった4人の人間関係の糸が、物語が進むにつれて、徐々にほどけてゆくが、それにともなって明らかになっていく真実は、必ずしも彼らを幸せへと導かない。
それほど、戦争中という時代が作った複雑な人間関係は残酷でもあった。

主演4人の中でも、ドミはもっとも中心にいる人物で、戦後のファッション界を生き抜いてゆく、ある意味たくましい女性だが、実は彼女からたくましいという印象は、ほんのラストまではそんなに感じない。天真爛漫で、子供のままのように純粋なドミは、男性2人から無条件に愛される…ように見える。(笑)う~ん、つまり、私は彼女のどこがそんなに良くて、2人の男性から全部を引き換えにしても良いと思えるほど愛されるのか、そこに納得がゆかないために、大人になってからのストーリーに、子役時代ほどの魅力を感じることが出来なかったのが本音だ。

子役時代は、本当に面白く、よくこんな劇的な運命を作り上げたものだ、と、見ていてずっと感心していたのだけれど・・・考えてみると、子役時代のメインは、どちらかというとジュニ(のちのドミ)ではなくガンヒ(のちのジュニ)とビニであるのに対して、大人時代では最初こそガンヒ(ジュニ)ではあるが、後半はドミ(ジュニ)、そしてドンヨンで、子役時代とメインが逆になってしまう。
子役時代にガンヒとビニの過去が、なんとも悲劇的に(ジュニの過去も悲劇的ではるが…)描かれているため、その2人に気持ちを入れ込んで見ていたせいもあって、大人になってからも、結局主演2人の脇役となってしまうガンヒとビニのほうに、どうしても感情移入してしまったというのがあるかもしれない。おかげで、なんとも言えずスッキリしない終わり方、という風に感じてしまった。物語的には完全にハッピーエンドであるにもかかわらず、である・・・

つまり、大人になってから、素直にドミとドンヨンの恋の行方に共感できるかどうかで、物語の後半を楽しめるかどうかが違ってくるのかもしれない。

ちなみに、このドラマのもうひとつの私の見所は、Fly To The Skyのヒット曲「胸が痛くても」が、大人になってからはほぼ毎回BGMとして流れたということだ。(笑)しかも、必ずその場面は切ない恋愛場面。余談だが、FTTSはこのドラマが放送された年、丸一年活動らしい活動をしておらず、にもかかわらず、この曲はヒットした。(OSTに収録)活動していなかったのは、その後、所属事務所を移籍したからである。そして、この「胸が痛くても」に後押しをされたかのように、移籍後の初のアルバム、彼らの6集「Transition」は10万枚以上を記録した。この年の上半期で10万枚以上を売り上げたのは、FTTSのほかには1組だけだったという。

ドラマ評価は、子供時代をメインにつけてみました。(笑)

足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆
# by himeka_kisaragi | 2008-03-01 23:59 | は行

ハローお嬢さん

ハローお嬢さん_f0147413_23294716.jpg出演:イ・ダヘ、イ・ジフン、ハ・ソクジン、ヨン・ミジュ

2007年、KBS、全16話。
前作、「マイガール」でのキュートな演技で新たな魅力を発揮したイ・ダヘが再びラブコメディに挑戦。前作以上に弾けた演技を見せる。一方相手役に歌手としてだけでなくバラエティ番組などでも活躍するイ・ジフンがイ・ダヘとの息のあったコミカルな演技見せるドラマだ。また、「悲しき恋歌」やsg wanna beのMVで活躍中のハ・ソンジン、現在人気急上昇中の歌手グループ「パラン」のライアンがスハの義兄、弁護士役で出演する。

感想

明るい話が見たい気分だったので、これを選択。
しかし噂で、イ・ダヘがマイガールに輪を掛けてはじけている、と聞いたので、マイガールのはじめぶりが苦手だった私は、すご~~く不安もかかえつつ見ました。(笑)
前半・・・確かにっ!!マイガールを超えてる!?って思えるイ・ダヘのコミカル演出に、引き気味だった私ですが、途中から意外と宗家ファアンダンを必死に守ろうとする部分が真面目モードだったため、彼女の不真面目さは、そんなに気にならなくなりました。
前回は、彼女があまりにコメディエンヌぶりを発揮しすぎて、いつから相手役のことを好きだと思いはじめていたのかが全然伝わってこなくて、彼女の気持ちの動きに感情移入できなかったんです。でも、今回はファアンダンのことは真面目モードだったので、だんだんジフンに惹かれていく様子が、そんなに違和感なく伝わってきました。
ただ、イ・ジフン、イ・ダヘが、あんまり素直すぎのキャラで、いいように騙されていくのが、どうにもこうにもイラ~イラッした。(笑)どんだけ天然なんだ、こいつら!?って感じで。(笑)
イ・ジフンをドラマで見たのは初めてでしたが、写真で見るより良い感じ。でも、やっぱり視線はあの強烈な唇へ~~(笑)本当にすごい唇だ~~(笑)
イ・ジフンの役は、最後まで素直でよい人だったので、好感の持てるキャラでしたね。
最終的に、「マイガール」より、こちらのほうが私は好きでした。

満足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆
# by himeka_kisaragi | 2008-02-17 23:43 | は行

ケセラセラ

ケセラセラ_f0147413_2223572.jpg出演:ムン・ジョンヒョク(エリック)、チョン・ユミ、イ・ギュハン、ユン・ジヘ

2007年、MBC、全17話。
「私の名前はキム・サムスン」のPDキム・ユンチョルが2年ぶりに手掛けるドラマとして注目されており、サムスンの元彼ヒョヌを演じたイ・ギュハンが出演する。エリックの相手役には当初ユン・ウネが予定されていたが体調不良のため出演を断念し最終的にチョン・ユミに決定した。知名度はまだ低いものの新人ながら昨年映画「家族の誕生」で好演し青龍映画賞で最優秀助演女優賞を受賞するなど演技力には定評がある。
「ケセラセラ」は「なるようになる」という意味。人生、なるようになる、と気楽なプレイボーイ人生を生きてきたカン・テジュ(ムン・ジュンヒョク)が、世間知らずで野暮ったい女の子ハン・ウンス(チョン・ユミ)と成り行きで付き合うことになったことから、次第に生き方を変え成長し、本当の愛を知ってゆくというストーリー。四角関係となる設定はお約束だが、若者の恋を扱ったドラマが多い中、恋が人をどれほど醜く幼稚にさせるのか、そしてどこまで本性を露わにさせるのかを描いたという。人気グループ神話のリーダー・エリックのキスシーンが多いことでも話題に。

感想

キム・サムスンの監督さんが作る新作ドラマということで期待していたのですが、ユン・ウネちゃんが降板したのは残念でした。体調不良ということですが、見始めてみると、かなりダサくて平凡な女の子という設定のため、ユン・ウネちゃんでは、ここまで納得できなかったかも、と思ったというとチョン・ユミさんに失礼ですね…(^_^;)
エリックは「火の鳥」しか見たことがなかったのですが、普通にハンサムで(でも顔が濃くて、私好みではない…)だから意外とこの超平凡なチンチクリンな子とのアンバランス具合が良かったんです。容姿が嫌味ではない効果が、このカップルにはあったという感じで。(笑)
そしてそして、話題のキスシーン連発ですが、本当にすごく多かった!(笑)といっても、実はキスシーンは前半に集中していて、彼のプレイボーイという設定を裏付ける役目を果たしていたというのが、後半殆どなくなったことからよく分かります。しかし、さすがそのプレイボーイ役…キスシーンが非常に熱烈なのが多くて、好みじゃないエリックが、やっぱり素敵に見えちゃった。
ドラマ展開も、次が気になるところで続く、となっているので、サクサク進んで、あっという間に見終わってしまいました。そして、見ていくにつれ、プレイボーイから成長して大人の男性になっていくエリックの役作りに、かなりハマッて見てしまいましたよ。後半の、感情を抑えた演技の彼は、とても・・・かっこよかった・・・(笑)ラストまで、どういう風に収拾をつけるんだろう?とハラハラドキドキ・・・。やっぱり主役に思い入れが出来ると、ドラマって楽しめますよね。
これまでエリックにはそんなに興味なかったけど、次回作も楽しみになってしまいました♪

キム・サムスンとは、かなり感じの違う印象のドラマなので、あの明るさとツンデレを求めて見ると肩透かしかもしれませんが、見ていて切なくなる感情の表現はサスガです。面白かった!!


満足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆☆☆
# by himeka_kisaragi | 2008-01-18 23:11 | か行

「宮」以降に見たドラマの感想のみで、それ以前に見たドラマについては、今のところ書いてありません。記事にないドラマについてコメントをくださる場合はカテゴリー「新フリーコメント」の記事にお願いします。※「フリーコメント」はコメントが増えすぎたので変えました


by himeka_kisaragi