京城スキャンダル

f0147413_21572936.jpg出演:カン・ジファン、ハン・ジミン、リュジン、ハン・ゴウン

2007年、KBS、全16話。
朝鮮半島が日本占領下にあった1930年代。この苦悩の時代にも、若者の恋愛や普遍的で日常的な苦悩はあったはず、と、全く新しい視点で描き出したのがこのドラマ。
主演の朝鮮上流階級の典型的なモダン・ボーイを演じるのは「頑張れ、クムスン!」でブレイクしたカン・ジファン。ヒロインは「復活」のハン・ジミン。独立運動に身を投じる堅物女性を演じる。
また「ソドンヨ」のリュジンは、朝鮮人ながら朝鮮総督府の幹部という超エリートを。「弁護士たち」のハン・ゴウンは、一斉を風靡するキーセン(芸者)役を演じる。
同時間帯で人気のあった「銭の戦争」に押され、視聴率では振るわなかったが、若者を中心にネット視聴で人気を集め、全く新しいドラマとして評価された。
また、カン・ジファンをはじめ、主演4人のキャスティングが絶妙で、それぞれの役者の魅力が存分に生かされた点も見事。

※京城(キョンソン)は植民地時代ソウルの旧称。
現在の清渓川を挟んで、北側は朝鮮人が住む「北村」、南側は日本人が住む「南村」(現在の、明洞周辺)と呼ばれていた。南村は日本人の瓦屋根の住宅や日本資本のデパートが並ぶ近代都市で、貧しい北村の朝鮮人にとっては憧れの場所だった。
主人公ソヌ・ワン(カン・ジファン)のように、裕福でモダンの先例を受けた朝鮮人の多くも、南村の本町付近をぶらついて遊ぶのが日常だった。
当時、ワンのようなモダン・ボーイ、モダン・ガールが洋装をまとってダンスホールで踊り、カフェでカルピスを飲んだりして最先端の遊びを楽しんでいた。


感想
時代背景、設定ともに、興味があって見たかったドラマ。そしたら、私がいつも愛読している雑誌「もっと知りたい!韓国TVドラマ」で巻頭特集を組むじゃありませんか。
出演者への興味はあまりなかったのだけど、特集を読んで、ますます興味津々。
そして見て、やはり自分の勘は間違ってなかったと実感。すっごく面白かったです。
とはいえ、大衆性があるドラマではなく、上記にあるように、日本が朝鮮を統治していた時代の話なので、時代背景・設定的に誰もが楽しめるかというと、そのへんは人によるのかも…。
ただ、私は過去最高の★をつけたドラマのひとつ「ありがとうございます」を見始めた時の、自分の胸の高鳴りを、このドラマを見始めてすぐに感じたくらい、自分のツボでした~。
主演4人だけでなく、彼らを取り巻くほかのキャラクター全員が、とても印象的に描かれていて、キャラクターが立っているドラマ。脚本はものすごく遅れて、演じていた俳優さんたちは大変だったと聞いていますが、その脚本がとても上手いんだと思います。
主人公のカン・ジファンとハン・ジミンのカップルは、微笑ましく場面を和ませる役割を果たし、脇カップルであるリュジンとハン・ゴウンは、切なく胸キュンな思いを抱かせて、それぞれに思い入れの出来る要素を含ませていたのも、ドラマの魅力のひとつでした。
そして笑いの要素もその他のキャラクターで十分に発揮されていて、ただ辛く悲しい時代の物語ではなく、その中で彼らは彼ららしく生きていたという、明るい気持ちにもさせてくれます。

明るいだけのラブコメドラマや、ドロドロの人間関係ドラマに少し飽きた方、お勧めです♪
★が満点じゃないのは、単に、LOVEな俳優さんが誰も出ていなかったというだけのことです。


満足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆☆
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by himeka_kisaragi | 2008-01-12 22:47 | か行 | Trackback | Comments(0)
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