ファンタスティック・カップル
2007年 06月 29日
出演:ハン・イェスル、オ・ジホ、キム・ソンミン、パク・ハンビョル
MBCが06年に送り出したラブコメディ。脚本は「快傑春香」「マイガール」と連続ヒットを放ったホン姉妹作家の第3弾で、ハリウッド映画「潮風のいたずら」のリメイク。
アメリカに住む富豪令嬢アンナは人間不信で我が儘な性格。夫ビリーは仕事を口実に韓国に逃げていたが、アンナが突然帰国。また我が儘に振り回されると、ビリーは戦々恐々だ。一方、小さな内装・設備業を営むチョルスは、金にはがめついが、兄の孤児3人を育てる優しい独身男。この2人が出会い、誤解が誤解を生んでお互い最悪の印象を持つが、ひょんなことでアンナが記憶喪失になってしまい、アンナののせいで酷い目にあったチョルスは、復讐のためにウソをついてアンナを引取り、ナ(自分)・サンシル(喪失)と名付けて、3人の甥の面倒をみさせることに・・・。
“ツンデレ”好きにはお勧めで、最後にはホロリと感動させてくれます。
感想
最初の数話は、アンナとチョルスのぶっ飛びキャラクターにちょっと引き気味だった私ですが、そこを越えると、ナ・サンシルと名付けられたアンナが、とても魅力的に見えてきます。我が儘令嬢だった、その傲慢な態度は何故か記憶喪失になっても変わらないのに、実は頼る人間がチョルスしかいないという事を心細く思っている、ということをチョルスに告げたあたりから、勝手に引き取ったとはいえサンシルの面倒を嫌々みていたチョルスがサンシルを見る目が変化していくのが伝わってきて、見ているこちらもサンシルが可愛く見えてしまうから不思議。
また、脇役も一癖も二癖もある人ばかりで、いい味が出ています。
その中でも、知的障害のカンジャは、明るくて、サンシルを慕う和みキャラ。
ラストも、サンシルとチョルスの背中を押す重要なシーンにかかわりますvv
そのシーンに、私は号泣。(笑)笑って、泣けるラブコメディ。素敵なドラマですよ♪
満足度(☆6つが満点) ☆☆☆☆☆