六龍が飛ぶ 36話
2016年 07月 05日
いや~、ホントにね、表現する語彙が少なくて申し訳ないんだけど(笑)面白いww
多分普通に見ても面白いんだけど、既に他のドラマでイ・ソンゲやイ・バンウォンの事を知っていて、どんな風に歴史が動いていくかを知ってると、更にワクワクする作りになってるんだよね~!
私はイ・バンウォンはいくつかのドラマで見ているから、それなりに知ってることも多いけど、イ・ソンゲについては、既に譲位してるとか、死んでるとかの時代しか見たことがないので、その人となりとかは殆ど知らないのだけれど、このドラマの描き方は軍人らしい人であり、策略家であり目的のためには手段を選ばないイ・バンウォンとは対照的な人として描かれていて、だからこそ後にバンウォンと対峙して遠ざけていく流れが、この回で決定的によく分かるようになってましたね!
「なぜチョン・モンジュに手を出すな、という命令を聴かず、自害して責任を取れという命令は聴くのか。それはお前が自分が正しいと思っているからだろう!」
息子に対して叫ぶイ・ソンゲが、息子の中の悪の資質に気がついて指摘するセリフ。こも痺れました~!
そうなんだ、バンウォンは父の命令を聞けず、父を傷つけたことに対して申し訳ない、悪かったと思ってはいても、仕方なかった、やるしかなかった、と自分が正しかったと思っているんだよね~。
そしておそらく今後もずっとそうで、それが後にバンウォンの悪名を高くしていく所以になってくんだろうね。
しかしこんな人から、よくあの人格者の世宗が生まれたもんだよなぁ~(笑)まあ世宗も若かりし頃は血気はやってたし、いくら政治に興味を持つなとバンウォンから言われても、その欲を抑えられなくて世子と争うことになってたもんなぁ。
ま、先の世宗の話は置いておいて。(笑)
チョン・モンジュの死を知ったチョン・ドジョン、最初こそ取り乱すけれど、イ・ソンゲを説得しにいった時には、これまたさすが、策略家にして政治家と軍人の違いを見せつけてくれましたね。正しいことしかやりたくないイ・ソンゲと、この大業をやり遂げたものが正しいという道を示したチョン・ドジョンの対比が面白かった!!
でもそんなチョン・ドジョンでさえも、お前の居場所は新朝鮮にはない、と切り捨てると言われるバンウォン。ここは儒者と軍人の子の違いかな~。
バンジとムヒュル、チョン・サグァンのシーンも面白かったわ~。武士の苦しさ、辛さとか、色々描かれていて、誰一人適当に描いてるキャラがいないのが大王世宗に通じる部分でもあると思うな~。
ちょっと時代が動いてるから、シン・セギョンちゃんの存在が薄くなってるけど。(笑)
あと14話?楽しみだわ~!