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マエストロ カン・ゴヌについて(1)

12話からラスト18話までは、感想を載せてなかったのよね。面白かったし、見どころもたくさんあったのだけど、私が一気にラストへ走ってしまったので、とても書けなかった。(^_^;)

語りたい場面は、やはりカンマエについての部分ばっかり。(笑)
いっぱいあって、一度に書けないから、ちょっとずつ書くわ~。え?いらない?(笑)

もちろん、ネタばれ全開ですよ。






中盤までは、カンマエとルミとゴヌの恋愛話は、別になくても良いと思っていたんだけど、いざ出てくると、ルミに揺れる偏屈不器用男カンマエというのも、また可愛くて良いなぁ~と思ったわけです。(笑)

で、いきなり場面をすっとばすようですが(笑)ルミの気持ちを受け入れようとしていたカンマエが、ある時、曲の解釈が以前と変わって抒情的になっていることに気付き、自分で衝撃を受けてしまって、結局ルミとのことが自分の音楽にも影響してきてしまったんだ、といって、ルミと別れることを決意するのよね。勝手に。(笑)
マエストロ カン・ゴヌについて(1)_f0147413_0245234.jpgルミはカンマエのことが良く分かってしまうから、それを受け入れちゃうわけよ。それにルミは、カンマエは自分が辛かったときにルミに癒されたかっただけなのかもしれない、と思っている部分もあったみたい。カンマエがどれくらい自分を好きでいるのか、きっと絶対的な自信が持てなかったから、自分が難聴でカンマエに頼って重荷になるのも嫌だったのでしょうね~。マエストロ カン・ゴヌについて(1)_f0147413_0281583.jpgでも、別れを告げたカンマエのほうが精神的ダメージが大きくて、いい年こいて、高熱を出して寝込んでしまうのだけど(そんなところも、可愛い、カンマエ…笑)その熱が下がった朝、このように、登場したときのような、誰も寄せ付けない初期カンマエが出来上がってしまうのね。(^_^;)

そんなこんながあるけれど、結局、カンマエもルミも、離れてみて、やっぱりお互いに好きなんだなって、言葉には出さないんだけど、感じてしまうのよね。そんなところに、カンマエは市長が選挙で変わったこともあって、オーケストラを守る戦いに出るのだけど、それはプライドの高いカンマエにとって、非常に厳しいもので、政治家に接待したりとか、やりたくないことまで団員達を守るためにズタズタになって頑張るのよ・・・。最初はルミも、団員のために戦うべき、と言っていたけど、本当にそうなっていくカンマエを見て辛いのね。ただ、2人はもう別れているので、直接慰めることができない。マエストロ カン・ゴヌについて(1)_f0147413_0352827.jpgルミは「もう見ていられない。やめてください」というけど、カンマエは「私は大丈夫だ」と、まだ頑張れることを示して、ルミは辛い思いを抱えながら通り抜けようとした、とのとき、カンマエが思わずルミの腕を掴んで引き止めるのっ。そしてルミの手を握るの。でも、お互い何も言えないの・・・。


マエストロ カン・ゴヌについて(1)_f0147413_0435669.jpgそれから最終話で、カンマエがミュンヘン・フィルに行く日、ルミと会うシーンがあって・・・ルミが携帯で写真を撮ろうとするんだけど、カンマエはやっぱりそれを嫌がって(笑)でもルミは、先生との思い出が何もなくて寂しいと告げるのね。その前に、ルミが「もしヨーロッパに行くことがあっても、ミュンヘンには寄ってはいけないんでしょう?」とか、いつまで待ってみればいいのかな、とか、ダメ元(笑)で可愛くカンマエに聞いてるのよね。カンマエはちゃんとは答えないんだけど「いつかは・・・」って、変化している自分を自分で受け入れることをほのめかして、その時にはルミを受け入れることができるだろう、という雰囲気を・・・カンマエなりに、頑張って(笑)伝えるのよね。
マエストロ カン・ゴヌについて(1)_f0147413_049962.jpgすると、写真を撮られるのは嫌だけど、といって、カンマエが自分がしていた指輪をルミにあげるのです~~vvこれは若いころ、自分が強くならなくては、と思って、その決意をするために自分で勝った指輪だけど、自分にはもういらないから、そしてお前に必要なものになるだろうから(耳が聞こえなくなっても、音楽を続けるという決意を持っているルミを思っての言葉なのよね~)といってルミの指にはめてあげるカンマエ・・・016.gifこれがカンマエの精一杯の気持ちの表わし方なところが、とても可愛い~~vv


雑誌のインタビューで、ミョンミンssiはルミとの恋愛シーンについて、キスをしたり、抱きしめたりするだけが恋愛シーンではないということを、このドラマを通じて表現してみたかった、と答えているのですが、本当に、上に書いたシーンもそうだし、以前書いた、自転車で旅をするルミの塔着地点まで迎えにったり、帰りの電車で方を貸したり、上のシーンのように手をそっと握ったり、大切なものをあげたり・・・それらのシーンのカンマエとルミは、お互いを思いあっていたな~と伝わって、どれも切なくて好きでした。

次は、カンマエとゴヌの関係について語りたい~~(笑)
by himeka_kisaragi | 2009-06-08 00:59 | ベートーベン・ウィルス

「宮」以降に見たドラマの感想のみで、それ以前に見たドラマについては、今のところ書いてありません。記事にないドラマについてコメントをくださる場合はカテゴリー「新フリーコメント」の記事にお願いします。※「フリーコメント」はコメントが増えすぎたので変えました


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