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ベートーベン・ウィルス 第10~11話

も~~~~切なくて、胸キュンで、感動~~~~007.gif053.gif053.gif
カンマエとゴヌが、お互いに、お互いを傷づけたくなくて、でもでも・・・・

またまたネタばれ全開よ~vv





まず、10話のハイライトは、楽団の演奏会で、カンマエの鬼門「ベートーベン交響曲第九」を演奏するシーンでしょうね~。今までカンマエは、この曲を演奏しようとすると、必ず悪いことが起こって、その楽団を去ることになってしまったジンクスのある曲。そして、今回も同じように鬼門だったのです~。

台風に水害で、演奏する市民ホールには、被災した人たちが避難所として使っていて、こんな時に金持ちが呑気にクラッシックなんかを演奏しようとしている、と、非難を受けたり、演奏会を邪魔しようとする他の市の市長が大人げなくもチケットを買い占めたせいで、売り切れなのに席が半分も埋まらない状態。そして極め付けは、第九の花形でもある合唱団が、以前カンマエともめたせいで、前日に出演をキャンセルしてくる危機。合唱のない第九なんて!ゴヌは台風の中、合唱団を説得に行きますが、もうすでに団員に出ないことを告げて、団員は解散したあとでした。

こんなトラブルの中、水害の被災者代表の人の息子が、家を失って、希望も見出せない状態でいる姿をカンマエが見て、その父親にコンサートを見に来るように勧めます。父親は、席が埋まってないから、数合わせをさせようというのだろう、と断りますが、カンマエは突然、自分の過去を話し始めるのです。
そして、それとシンクロさせて、場面は、合唱団なしの第九の演奏が始まりました。

ベートーベン・ウィルス 第10~11話_f0147413_032244.jpg衝撃の(大袈裟か?笑)カンマエの過去が語られます。
頭は良かったけれど、貧乏で友達も出来ず、いじめられた毎日。家もなくし、母は全身麻痺のため数分に一回、痰を管で吸い出さなければ呼吸困難で死んでしまうような状態で、絶望のあまり、ほんの小学生の子供が自殺を考えます。母が苦しみだし、呼吸が苦しくなっていくのを見ていられずに目をつむり、耳をふさぐカンマエ少年の、その耳に、突然、扉の向こう側からオーケストラの曲が聴こえてきたのです。ベートーベン・ウィルス 第10~11話_f0147413_082856.jpg不思議なほどに惹きつけられてその扉を開いて歩いてゆくと、そこにいたのはオーケストラを指揮する自分でした。何十年後かの自分がオーケストラで指揮をしているのをカンマエ少年は見たのです。そして彼は指揮者になることを決めました。画面は現在の第九のシーンに戻り、ついに合唱なしになるかと思った瞬間、彼らはやってきて歌ったのです。感動的な第九の演奏の終了とともに、会場にいた被災者の人達もスタンディングオベーションをしていました。カンマエは、見事、ジンクスを克服したのです。自分の大切な楽団員と一緒にね♪


感動の公演の夜、楽団の皆がゴヌとルミを盛りあげようと、皆の前でゴヌから”出会って100日目の薔薇の花”をルミに上げるようにけしかけている、そんな時、一方カンマエはオフィスで音楽記者から深刻な事態を知らされていました。市長の政敵が、この楽団のアキレス腱でもある、研究団員たちの弱み(ルミの3億のサギによる公金紛失、キャバレー出身者、認知症などを知っていて、特にルミの件を正式に検察に起訴するよう訴える動きに出ている情報があるから、大事に至る前にそれらの団員を切るほうが良いとアドバイスを受ける。
カンマエはとりあえず時間稼ぎのためもあり、ルミには本当のことを言わず、ルミが自分を好きだということを理由に、迷惑だから出ていくように、と彼女にクビを宣告する。ルミを守りたかったのだけれど、相変わらず、方法がエグイため(笑)ルミは傷ついてしまい、せっかくのゴヌからの100日目の告白で号泣。それを切っ掛けに、とうとうゴヌは、ルミが本当はカンマエが好きなことに気付くのです・・・。


第11話は、この続きから。
ベートーベン・ウィルス 第10~11話_f0147413_0525936.jpgルミの気持ちを知って、自分は諦めようと努力することにしたゴヌ。カンマエに「ルミが好きだったのは先生だったんです」と告げるが、カンマエの反応で、既にカンマエ自身が知っていたことに気付き複雑な心境のゴヌ・・・;;カンマエは「お前はどうして欲しい?」ときくと、ゴヌは「俺のしてほしいことを、してくれるんですか?」とちょっと挑戦的にきくと、頷くカンマエ。少し考えたゴヌが「どっちも嫌ですね。彼女を好きになるのも嫌だし、彼女が苦しむのを見るのも嫌だ」と、めっちゃ素直に心を吐露。こんな素直で可愛い弟子の心を知って、傷つけたくないと思うでしょーー。ていうか、絶対思った、カンマエ。腕の包帯を替えてもらいながらゴヌの後ろ姿を見ていたら、看護婦に「痛くないですか?」と聞かれ「痛い・・・」とつぶやくカンマエ007.gif傷ついたゴヌを見る自分の心が痛いんだよ~~カンマエ~~~;;

結局、ルミはゴヌとカンマエの両方の前から姿を消すことを決意し、辞表を提出。そして旅に出ることをカンマエに告げます。毎日電話を入れるけど、絶対に出ないでくださいね、と言い残すルミ。

自体は悪化。とうとう市長までもが、政敵に告発される前にルミを自ら告発すると言いだし、問題のある団員達をクビにしなければ、正団員の他のメンバーもクビにしていく、と脅すようになって、カンマエは事態の収拾のため、自分から前楽団員たちをクビにして、その代わり、コンクールで良い成績を上げることを条件に、その時にはこの楽団に戻らせることを市長に約束させます。けれど、事情を知らない前楽団員たちは、またしてもカンマエに裏切られたと思い込んで激怒。カンマエの家にいって直訴するも、冷たく追い返され、ただカン老人だけが「何か事情があるはず」と、もう一度カンマエのところに戻って話を聞こうとします。けれどカンマエの態度は変わらず、カン老人は犬のトベニに話しかけるように、カンマエに諭すように話します。「お前の主人はとても人の心が変わっていくのが怖いらしい。だから過去の人のベ―ト―ベンやモ―ツァ―ルトみたいな死んだ人ばかり相手にしてるんだ。でも人生短い。正直にならないと。やれる時にやらなくちゃな」と言って出ていくのです。
ベートーベン・ウィルス 第10~11話_f0147413_0533131.jpgカンマエは勇気を出して、クビにした前楽団員たちを食事に招待して対話を持とうと思うのですが、彼らはもうカンマエの言動に振り回されることに嫌気がさして、誰一人食事の席には現われませんでした。改めて、自分の孤独を感じたカンマエに、毎日電話します、と言っていたルミが電話をかけてきて、留守電に他愛もない話をするのを聞きます。それは本当に毎日続いて、前団員たちも手放し、ゴヌもその指揮をさせるために、自分から遠ざけた状況の中、いつの間にかカンマエの救いとなっていたのよね~~012.gif053.gif

そのタイミングで、ゴヌはまたまたやってくれました。ルミに電話をかけて「カンマエはお前が好きだよ。俺の事を気にして言わないだけ。今、兄(ヒョン)は辛くて寂しいみたいだから、お前が面倒をみろよ」と言ってあげるのです~。そのあと涙をポロポロとこぼしながら~~;;ゴヌ、本当にイイやつ~~~007.gif

ベートーベン・ウィルス 第10~11話_f0147413_11753.jpg目的地にもうすぐ着くルミの携帯にカンマエから電話が入ります。「午後に着くといってたのに、いったい何をしてるんだ!」カンマエはルミの到着地に、先に着いて彼女を待っていたのです053.gif
ベートーベン・ウィルス 第10~11話_f0147413_12465.jpgカンマエの姿を見つけたルミは、思わず駆けだし、カンマエに抱きついてしまいます。戸惑いをもちつつ、それを受け止めるカンマエ・・・胸キュン012.gif053.gif「お前がいつも入れてるコーヒーの水と豆の比率を聞きに来たんだ」まだそんなすっとボケたことを言うか!(笑)でもゴヌからカンマエの気持ちを聞いて、そんな言い訳じみたことを言うカンマエを、改めて好きだと確信するのよね、ルミってば。アタシの分身だわ、気分としては。(笑)


というわけで、お互いにちゃんと気持ちの確認をしたわけではないけれど、帰りの電車の中で、カンマエが眠そうなルミに「俺の肩をかしてやる」とかいって、肩に寄りかかることを許可しちゃったりとか、心の中ではもう通じ合ったも同然なのね。そして、帰ってからカンマエはちゃんとゴヌに報告をするの。ルミに会ったって。最初はルミが帰ってきて会ったのかと思ったゴヌに「私が会いに行った」と告げました。あぁ、切ない。ゴヌは自分がキューピットをしたことは分かっているけれど、いざそんなことを聞くとやはりまだ心が痛むのよね。カンマエもそれを心配して「お前は大丈夫なのか」と聞くけど、ルミの心を知ってるゴヌは、大丈夫じゃなくても諦めるしかないと思っているのよね。

さてさて、まだ物語の半分です。これからどうなっていくのかな~。今回も、まだゴヌはカンマエのことは好きです、って言ってるけど、独立する決意をしている様子。カンマエは自分が仕向けたとはいえ、かなりそれが寂しそう・・・。ゴヌが今くらいの態度で、あまりカンマエに反抗的になって欲しくない私なので、今後の展開がとても不安です・・・
by himeka_kisaragi | 2009-06-02 01:21 | ベートーベン・ウィルス

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